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泌尿器科領域

排尿機能WebSeminar

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  • 2026年12月17日(木)19:00~20:00
    ※開始後30分まで追いかけ再生可能です
  • ◆講演Ⅰ
    過活動膀胱に対する薬物療法 ~求心性神経制御に着目して~

    演者:東海大学医学部付属八王子病院 教授・副院長・患者支援センター長
       座光寺 秀典 先生
  • ◆講演Ⅱ
    過活動膀胱の新しい視点 ~薬物治療から膀胱を老化から守る戦略~

    演者:かげやま医院 院長
       影山 慎二 先生
  • 抄録

  • 【講演Ⅰ】
    過活動膀胱の薬物療法の主体はβ3受容体作動薬と抗コリン剤であり、多くの薬剤は過活動膀胱診療ガイドラインで推奨されている。ただ抗コリン剤には口渇感や便秘症といった有害事象に加え、認知機能への影響も懸念されている。
    そのため最近ではβ3受容体作動薬が優先される傾向がある。しかし基礎研究の結果より抗コリン剤には知覚神経経路(求心路)を抑制させる効果が期待され、β3受容体作動薬に併用する方法も有効と考えられる。
    貼付剤であるオキシブチニン経皮吸収型製剤は口渇感や便秘症などの有害事象が少なく安全性が高いと考えられる。当院での使用経験も含め本講演でこれらについて述べる。

    【講演Ⅱ】
    過活動膀胱(OAB)は、膀胱虚血や酸化ストレス、ミトコンドリア障害、神経変性、平滑筋リモデリングなどを背景とした「膀胱老化」の一表現である可能性がある。さらに基礎研究や疫学研究から、OABと低活動膀胱(UAB)は別個の疾患ではなく、加齢や循環障害に伴う連続的な病態であることが示唆されている。
    当院でOAB患者の20年間の臨床治療で、初期に抗コリン薬を用い、β3作動薬を中心とした治療により薬剤を継続できている患者群では、低活動膀胱への移行が見られなかった。継続的な薬物療法が、膀胱機能低下への進展を抑制している可能性も見えてきた。
    今後は抗コリン薬やβ3作動薬に加え、PDE5阻害薬、ARB、スタチンなどによる膀胱保護という視点も重要である。さらに運動療法や骨盤底筋訓練、フレイル予防、食生活改善を含め、膀胱血流を保ち、膀胱を老化から守る包括的な戦略について考える。
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